きみの夢を教えてよ

8割オタク、2割ネクラ

現実とSNSと友達づくり

 


わたしは友達を作るのが苦手だ。
元来、他人に興味がないタチなので会話が続かない。聞きたいことなんて何もないし、わたしのことを知ってほしいとも思わない。


その点、SNSで友達を作るのは幾分か簡単である。
わたしが頑張って面と向かって会話をしなくても、独り言や他人との会話を覗き見することで、その人の考え方や性格が(ちょこっとだけど)見えてくる。そこで興味を持てたら話しかける話題もぽんぽん浮かんでくるし、仲良くなりたいから頑張ろうとおもえる。


・こうして一方的に持論を語るのも、目の前にいる初対面の人間に対してより、顔の見えない不特定多数に向けたほうが気が楽である。
どこの誰かもわからない人に嫌われるのは、名前も顔も所属もバレてる人に嫌われるよりずっと無傷だと思えるからだ。(もちろんSNS上では個人が特定されないよう細心の注意を払う必要がある。)
運良く共感してくれる人がいたりして、その場合、確実に話の合う人が向こうからやってきてくれるわけだから、こんなに嬉しいことはない。

 

・それと、SNSには明確な“輪”が存在しない。輪がなければひとりぼっちも浮かない。私は、ひとりぼっちでいること自体は苦ではなくても、ひとりぼっちでいることを周りに見られるのは苦痛に感じる。SNSは人の目を気にせずお一人様をたのしめる最高のツールだ、居心地がいい。ついつい依存してしまう。

 


・あともう1つ重要なポイントとして、現実世界の友達作りには“時間的余裕”がない。振られた話題に対してどこまで自分を出すかどんな言い回しをすべきか、相手に合わせてチューニングをする時間がない。

仮面をかぶるつもりはないし、誰といようとわたしはわたしだけど、見せる見せないの境界線は友達1人ずつ異なるわけで。

その線引きが定まらないうちは、時間が欲しいのです。下書きを書いたり消したり、推敲する時間が必要なのです。

 

 

 

どうしたものだろうか